こんにちは、寝苦しい夜をあなたとともに、トロッコ砂山です。
さて、無趣味無教養でならしているわたくしトロッコですが、何を隠そう、当世きっての旅行好きで地理マニアでございます。
全ての国の名前と首都は、特殊な暗記法を用い全てそらんじておりますし、その国々の特色はあらかた頭に入っております。
10余年も昔でしたら、バックパックを担いでやれユカタン半島だ、やれ新疆ウイグル自治区だとあちこち駆け回っておりましたが、いまはここ宮古島に幽閉されている身、もっぱらリビングルームトラヴェラーに甘んじております。
地図帳は家に仕事場に一冊ずつ常備し、暇があれば穴が開くほど眺めておりますし、google earthをおかずにごはん3杯はいく勢いです。
そんなわたくしの憧れの場所のひとつに、イグアスの滝があります。
ご存知のように、イグアスの滝はヴィクトリアの滝、ナイアガラの滝と並んで世界三大瀑布に数えられておりまして、水量、スケール、規模全てにおいて世界最大の滝といってもよいでしょう。
滝川クリステルも水之江滝子もピエール瀧も、滝のつくものは何でも好きなわたくしトロッコにとっては聖地のような場所でございます。
そんなトロッコのサンクチュアリ、イグアスの滝の最深部、落差80メートルの部分をその名も「悪魔ののどぶえ」といいます。
悪魔ののどぶえ!
なんてダイナミックでスリリングかつおそろしい名前でしょう!
ここでどんなすさまじい音が鳴り響いているのか想像もできません。
この名前に匹敵するのは奈良県明日香村の「鬼の雪隠」くらいでしょうか。
(ちなみに「悪魔の喉笛」などど全部漢字にしてはいけません。なんとなく横溝正史テイストが感じられていいという人もいるかもしれませんが、あくまでも「のどぶえ」とひらがなで書いてこそ凄みが出るってものです。 また「あくまののどぶえ」とオールひらがなにすると、ドラクエのレアアイテムのようになってしまいこれもいけません。)
このような世にもすばらしい名前を探し回るのも、地図帳遊びのひとつの愉しみでございます。
みなさまも是非。
それではきょうはこのあたりで。
トロッコ砂山